2020年5月5日火曜日

やっぱり、

 どこかで気持ちの焦りがあったのかなあ。。って思って、なんだか昨日はちょっと自分がおかしかった。

 何かと言うと、ジャガイモの種芋のこと。





  トイレットペーパーの買占めも、食料の買占めも馬鹿馬鹿しいなあ。。とは思ったけど、コロナの問題が起きた時に、これはきっとこれから野菜が値上がりするだろうな、と深刻に思った。っと言うわけで、今まで野菜づくりは単純なお楽しみだったけど今年は真面目にやろうと思った。 まさにこんな気持ちで😆 
もちろん自給自足なんてやれるはずもない。でも、少しでも足しになるなら友人たちにだって喜んでもらえるんじゃないかな。ってそんな気持ち。

 今まで作った野菜たちを総動員しようと思った時に、まあ、手っ取り早いと言うか簡単に頭に浮かんだのがジャガイモ。
しかも、今年は真面目に作ろうなどと思ってるから、それならやっぱり種芋を買わなくてはいけないなって思った。
ボストンで野菜づくりをするようになってからも、種芋を買ったのは数回だったと思う。
お店で売ってるのを子供達が面白がると買う、そんな感じだった。
あとは、芽が出たジャガイモやコンポストから出てきたジャガイモを植えて、それから小さなジャガイモが収穫できたって面白がるぐらいのこと。
でも、今年はやっぱりちゃんと収穫したい、だからこそ、本当にいい種芋を揃えなくっちゃっと、二月に動き出した。
それなのに、そのころはもう、ネットで色々なサイトを探したけれど売り切れだった。(今思えば温かい地方は三月には植えなくてはいけないはず、日本のようにね。だから当たり前なのだけど、その頃の私にはとてもショックだったのだ😆)
それならばお店でと探し出しても、どこにも売っていない。
そこで、今から思えば笑い話にしかならないかもしれないけど、私は呆れるほど「種芋」に固執し始めたのだ。
っと言うのも、よく種芋の話をすると普通のジャガイモからだって育つでしょと言われるけど、経験した人ならわかるように、それでは小さなおいもしか育たない。
理科の実験風に、ジャガイモはこうやって育ちます。を経験するにはそれで十分(実際、昭和の時代に小学生だった私はそれで学んだ)だけど、美味しい食材としてのおいもはやはり種芋から育てなくてはいけないと思う。まさにこのニューイングランドはポテト飢餓を経験したアイルランド移民が多い土地柄、私もボストンに来てすぐぐらいの頃に、種芋を甘く考えていたら厳しい注意を受けた。ジャガイモはウイルスにとても弱い。それがあの飢餓を生んだわけだから、種芋をものすごく管理していると言うのだ。

 昨日待望の種芋が手に入って、ホッとして色々なことをつらつら考えると、四月の私の「種芋探し」は本当に喜劇。自分でもおかしくて昨夜は一人笑いしてた。ウィルソンに野菜を買いに行くたびに種芋のことを聞いて、まだ早いよ、まだ植える時期じゃないだろう。って言われるたびに納得しても、人によっては「あれ、そういえば今年はまだ入ってないなあ。。。」なんて言われると、ほらやっぱり!品薄なんだ!って思ったり。

 昨日お店に行ったら、なんども聞いてるおじさんに種芋はあるかしら?って聞いたら、もうわかってるよ、って感じで「よかったねー、今日ちょうど入ったところだよ。まだ並べてもいない。でも売れるよ」って。マスクをしてるけど、目が笑ってるのがわかる😆

 それにしても、本当に惚れ惚れとするほどいい種芋さん。
今日もお天気が良さそうだから、


今日明日とお日様にいっぱい当てて、もう少し芽を出してもらおう。
植え付けは土曜日にしようかな。

大きなおいもは幾つに分けよう。
それは今日のお楽しみだね♪